世界の問題を取り上げた、DAYS JAPAN 写真展 2018 地球の上に生きる「世界の未来をつくるために」

 DAYS JAPAN 写真展 2018 地球の上に生きる世界の未来をつくるために」が5月19日(土)から6月10日(日)まで、三軒茶屋キャロットタワー3・4階生活工房ワークショップB生活工房ギャラリー(東京都世田谷区)で開催されています。

 世界の問題を取り上げた写真展で、毎回、考えさせられる内容の写真。DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 2018受賞作品が展示されていました。
 今年で14年目を迎えるDAYS国際フォトジャーナリズム大賞。審査基準は、「人間と自然の尊厳が奪われていることを告発する作品」「人間と自然の存在を謳い上げる作品」で、今年も82の国と地域から、1万点以上の写真の応募があったそうです。

フォトジャーナリズムたちが記録した“ファインダー越しの世界”は、その現実的な厳しさを、改めて私たちの眼の前に突きつけてきます。そして、そんな困難な状況下でも、彼ら/彼女らは日本に暮らす私たちと同じように、与えられた日々を懸命に生きています。その日々よ私たちの生活の間には境界などなく、日本そして世田谷も、世界とつながっています。

DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 2018受賞作品の展示や関連イベントが、多くの方にとって、世界で起きている問題に気づき、向き合い、考えることの第一歩となるように下ないます。
(案内より)

写真展では、
・大賞第1位:イラク・モスル 逃げ惑う人々(ローレン・ファン・デル・ストック)
・大賞第2位:ロヒンギャ難民 迫害から逃れて(ポーラ・ブロンスタイン)
・大賞第2位:アルゼンチン 暴力を受ける女性たち(カール・マンチーニ)
・大賞第3位:ロヒンギャ難民 命がけの国境越え(オズゲ・エリフ・キジル)
・大賞第3位:バングラデシュ 過酷なレンガづくり(アラン・シュローダー)
・大賞第3位:インド 気候変動で沈みゆく島(アルカ・ダッタ)
・審査員特別賞:カザフスタン・セミパラチンスク核実験にさらされた村(フィル・ハッチャー=ムーア)
・審査員特別賞:追放されたロヒンギャ難民たち(ムシュフィクル・アラム)
・審査員特別賞:モンゴル イーグルハンターの少女(エリック・ニーランダー)
・審査員特別賞:豪華絢爛 ドバイ(ニック・ハンネス)
・審査員特別賞:福島 娘を捜し続けて(岩波 友紀)
・パブリック・プライズ:シリア 瓦礫になった街で生きる(クリスチャン・ヴェルナー)
・パブリック・プライズ:パレスチナ 終わらない衝突(アンマル・アワド(Reuters))
・パブリック・プライズ:内戦下の南スーダン 蔓延する飢餓とコレラ(ファビオ・ブッチャレッリ)
・パブリック・プライズ:イエメン内戦(オリヴィエ・ラバン=マッティ(Myop,for Le Monde))

 その他、「フォトジャーナリズムが伝える 世界の難民はいま」というコーナーもありました。

 最終日の本日は、17時までとなっているみたいです。

 6月3日(日)には、「日本人看護師が見てきたシリアの市民たち」をテーマに、白川 優子氏(国境なき医師団(MSF)手術室看護師)のトークイベント(短編映画付き:第89回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞受賞作品「ホワイトヘルメット シリアの民間防衛隊」)が行われたそうです。