2017年は子供たちが考えた型物花火演出が楽しめた「第39回 足立の花火」

 「第39回 足立の花火」が2017年7月22日(土)、荒川河川敷(東京都足立区)で開催された。

 東京の最初の花火は、この「足立の花火」から始まる。
 足立の花火は、東京でも迫力のある盛大な花火が楽しめるのが特徴。大都会・東京を背景に盛大な花火が楽しめるのが「足立の花火」だ。その足立の花火は毎年創意工夫され、今年は「参加型」の取り組み―――子供たちが「足立の花火」をプロデュースするワークショップで考案した、型物(かたもの)花火が楽しめた。

 会場となるのは荒川河川敷西新井橋千住新橋の間で花火が打ち上がり、河川敷の土手や堤防など様々な場所から楽しめる。
 有料観覧席はいくつかある。もちろん、自由に見れる場所もあり、花火鑑賞のベストポジションの場所取りが必要なのはどこの花火大会でも変わらない。ただ、足立の花火のいいところは、花火を見れる場所が結構多いこと。堤防から河川敷(川)の間の坂の部分だったり、極端なことをいえば、花火開始ギリギリに行っても一人二人ぐらいは何とかなり、花火の全体が見れたりする。ただ、今年は人が多かったように感じた。

 花火が始まった頃、私は西新井側の河川敷の道を歩きながら花火を見つつ、最終的には河川敷のスペースから観覧した。

――第1幕から第5幕までのプログラム演出――

 第39回 足立の花火は19時30分に始まった。第1幕から第5幕で構成され、
第1幕 新たなる幕開け:冒頭でも紹介した子供たちがプロデュースした型物花火が楽しめた。
第2幕 今昔 華くらべ:伝統的な花火「和火」の繊細な色合いと最新技術を駆使した花火「」の鮮やかな色使いが楽しめた。
第3幕 桜街道をゆく:たくさんの小桜が一斉に開く花火「千輪」の豪華乱れ打ちが楽しめた。
第4幕 星降る夜に:しだれ柳のように尾を引いて落ちていく花火「糸柳千輝(いとやなぎさききら)」が楽しめた。
第5幕 黄金のしだれ桜:クライマックスは、「威風堂々」の音楽に合わせての黄金のしだれ桜約4,000発の花火が盛大に楽しめた。
といった演出の物語が楽しめた。

 今年の足立の花火は、18時から22時頃まで荒川河川敷と周辺は車両通行止めの規制がかけられた。

 花火を盛り上げ、その花火の雰囲気を楽しむと同時に、北千住駅周辺の千住旭町商店街では「学園通り花火大会キラキラプレゼント」というキラキラ(光るおもちゃ)のプレゼントがあったそうだ。他にも、柳原商栄会は「メンソーレ柳原 てーげーぐわぁ」が花火終了後に行われたようで、光の衣装を身にまとったエイサー隊が、千寿桜堤中学校前からパレードが、柳原の特設イベント会場では、沖縄民謡伝統舞踏の音楽ライブなどもあったそうだ。その他にも、梅島、西新井の方にある関原不動商店街では「夜店市」が行われたという。
 花火開催日にこうした催しが周辺でも行われたみたいだ。