絵画を見て新鮮だった、「拝啓 ルノワール先生――梅原龍三郎に息づく師の教え」

 2016年10月30日(日)、三菱一号館美術館(東京都千代田区)で開催されている「拝啓 ルノワール先生――梅原龍三郎に息づく師の教え」に行ってきました。

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「日本の洋画界を牽引し、その豪快な性格から『画壇のライオン』と呼ばれた梅原龍三郎(1888-1986年)。近代化が進み、油彩画が日本に定着した頃の1908(明治41)年、20歳の梅原は渡仏し、翌年ルノワールを師と仰ぎ、その制作現場を見、師との対話から多くを学び、親密な関係を築きました。梅原は後に、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術・琳派・南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、個性あふれる豪華絢爛な画風を展開し、日本の洋画を確立した巨匠として高く評価されます。本展はルノワールと梅原の作品だけでなく、梅原が蒐集した作品、梅原と親交のあったピカソやルオーらの作品約80点により、近代絵画における東西の交流を紹介します。
(案内より)」

 案内にもありましたが、この美術展では3つの見所があるそうです。
①日本近代洋画を、西洋絵画の模倣を越えた、独自の油彩画として確立した梅原の画業が楽しめること。
②フランス近代洋画の巨匠ルノワールと日本近代洋画の巨匠梅原龍三郎び2人の代表作《パリスの審判》を同時に展覧。梅原の自由闊達な模写とともに、ルノワール晩年の代表作の一つ《パリスの審判》のふたつのバージョンを同時に鑑賞できること。
③優れた鑑識眼を持つ「蒐集家」梅原が愛蔵したルノワール、ピカソ、ルオーらの作品をまとめて展示されていること。
の3点が楽しめました。
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 ルノワールの絵は立体的で3D的な感じですごかった。人の絵であれば、そこに人がいるようだった。
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 記念撮影が撮れるコーナーもありました。
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 この美術展は2016年10月19日(水)から始まり、2017年1月9日(月)まで開催されていました。